「潮目は変わっているのか?」について。
グローバルから日本の株価を読む(4)
※前回続き。
結論として、今回の日韓の争いが日本の株価にどう影響を与えるか。私は日本にプラスだと考える。
※別に望んでいるわけではなので、最後に客観的立場から、双方の一番良い出口戦略も考えたい。
結果、良い意味でも悪い意味でも、半導体ビジネスは韓国から他国に移るだろう。
10年かかるところが、1、2年に短縮されるだろう。
韓国は資材確保をメディアにリークし続けている。
これはPRであり、とうぜん日本の心理を揺さぶりたい、選挙で自民党を勝たせたくない、という2つの理由だ。
正直、半導体だけの蛇口を絞ったので、そこだけが注目されている。が、ボトルネックは違う。
日本の最先端の特許技術は五万とある。
たとえば、「金型」や「特許ネジ」。世界が認める大阪の下町で作られる「金型」や「特許ネジ」の供給が止まれば、韓国では精密機械やナノテクが作れない。
とうぜん代替はあるが、耐久性や精度が落ちる。
すでに、中国や台湾との最先端技術競争にさらされているなかで、精度が落ちたり、耐久性の問題で発火する危険がある製品で、国際競争力を高め続けることは絶対できない。
ボーイングは、たった1度の精密危機インシデントで、倒産するかもと噂されている。たった1回でだ。アメリカに強固に守られた状態なのに。
今の韓国で、同じことが1回でも起きれば、もう立ちゆかないだろう。
さらに、韓国の状況を悪くしているのが、対北朝鮮(中国)への防衛ラインの引き下げだ。
韓日の対戦ラインから、台湾と日本を最終防衛ラインに据えたと考えられるからだ。
この場合、高度な戦略物資を後方支援ラインに下げるのは、常套手段となるからだ。
第二次世界大戦で、ドイツの工業ライン制圧が戦局を分けたのと同じ理論だ。
すべての点には理由がある。
(続く)
Source: PR会社でナンバーワンを目指す!上岡正明オフィシャルブログ