グローバルから日本の株価を読む(7)
今日は、「グローバルから日本の株価を読む(7)」について考えた。
※前回続き
で、中国の金融・経済と不動産は、ダブルならぬ、トリプルパンチにさらされています。
まず、金融センター。いま、全土で投資銀行・地方銀行の焦げ付き、貸しはがしが増加していると聞きます。
たとえば先日、ある国家系の投資銀行が「債務不履行」になりましたね。
社会主義の中国で、国家系の銀行が債務不履行になる。。。
これは、つまり日本でいう債務超過の郵政を国が助けない、ということであり、身内を助ける余裕がないということだと思います。
さらにいま、中国では中小企業の経営がくるしいんです。
その支援策で、国家予算投下と大幅減税に中国は乗り出していますが、
それだけ、足下のサービス産業の景況感がよろしくない、ということでしょう。
これは、どういうことか。
ぼくは黒字倒産の増加。。。つまり、企業投資に対する回収よりも、運転資金の支払いが難しい、と予想します。
銀行が相次いで、積極投資から回収にまわっているのだと。
そして、不動産。
中国は不動産バブルだと言われていましたが、その数年先をいく香港の不動産が下がり始めていますね。
香港は、軸足が自由主義陣営に片足がありますから、
数値のごまかしが、それほど、、、ききません。
つまり、今後、中国の不動産景況の行方を知らせる「カナリア」的な存在になるでしょう。
これらが連鎖的、複層的にからみあいながら、
さらに人口減と高齢化がおそっています。
さらに、米国をはじめとするフランス、イギリスの西欧軍がまとめておそいかかっています。
アジアにだけは絶対に主権を渡さない、という強い意志を感じます。
※ドイツは、むしろ中国よりですね。経済に余裕がないのでしょう。
これは、うーん、30年前の日本を彷彿とさせますね。。。ということは。
これ以上は、言葉にできません。
さて、最後に短中期の日本市場のゆくえです。
(つづく)
Source: PR会社でナンバーワンを目指す!上岡正明オフィシャルブログ