展示会は直にお客様と接することができるダイレクトマーケティングです。
商品や製品を実際に“見て、触れる”ことができため、テレビ・新聞・雑誌・ラジオ・インターネットのマスメディアとは違う特性と効果があります。
また、トップクラスから新規参入まで多くの企業が集まるため、単独でイベントを開催するよりも効率よくインパクトのある結果を得ることができる、というメリットがあります。
主催者も出版視野、新聞紙、展示会を企画・運営する専門企業、各社団法人、など様々な形態があります。
潜在顧客の開拓、新製品のPR。目標達成のために注意すること
企業にとって展示会に参加する理由は「潜在顧客の開拓」「新製品の販促」「PR・広報」など様々ですが、効果を得られなければ意味がありません。
実際、展示会へのブース出展により業績アップ、顧客獲得に成功している企業も多く見られます。
同じ費用をかけているのに、成功する企業と失敗する企業ではどのような違いがあるのでしょうか。
① 出展することが目的ではない。その先を考えた計画を!
例えば新商品PRのために展示会にブースを出展するとします。
すでに商品を世に広めるための、マーケティング、ブランディング、そしてPR戦略は練られていると思います。(※これらが確定していないのであれば、そこから始めましょう)
したがって、展示会をどの位置づけで実施するのか、ということを考えます。
マーケティング視点から展示会でどう売り込みたいのか。
ブランディング視点から展示会をどう演出したいのか。
PR戦略視点で、展示会をどの媒体に売り込み、またどのメディアを使ってさらに効果をアップさせるのか。
予算を割くわけですから、結果は残さなければなりません。
展示会に出展することを目的としないでください。
出展することによってどのくらいの効果を見込むのか(達成するのか)、出展した後にその情報をどの活かすのか。
先を見据えて計画を立てましょう。
② 人を惹きつけるブースを作る
殺伐としたなブースに黙って立ちつくす・・・こんなブースに立ち寄りたい方がいるでしょうか。
極端な例えかもしれませんが、つまりは「待っているだけでは来場者はあなたのブースに見向きもしない」ということです。
展示会には多くの企業が参加しています。
そして来場者も時間の制約があったり、体力的にも疲れてきます。
正直、すべてをじっくり見て回るのは難しいでしょう。
では、どうするのか。
一番わかりやすのは、「視覚」です。
自社や商品・サービスの特長をビジュアル化したパネルや映像放送、模型、光の演出。
「なんかわからないけど、すごそう」「面白そう」「かわいい」。ふと足を止めてくれたら、チャンスです。
目を向けた来場者にチラシやパンフレットを渡しながら声を掛ければ、ブース内に誘導され、自然と説明を聞いてくれます。
雰囲気作りは、成功の大きなカギです。
来場者は、当日多くのブースに立ち寄ります。
そして、そのたびに話を聞きます。
あれもこれもと様々なことを伝えようとすると、ポイントがぼやけて印象に残りません。
そして、あなたのブースを訪れたあとも、違うブースに行きたいのです。
相手が聞いてくれるからといって話しこんだら、「は~~。早く話おわんないかな」なんて心の中で思っているかもしれません。
空気を読む。そして、無理やり引き留めない。相手に不快感を与えると、次には繋がりません。
どんなに短い時間でもインパクトを残すことはできますし、興味があればパンフレットを読んでくれます。
きちんと事前準備して「これだけは絶対つたえる」というキーワードを1つ用意しましょう。
あなたがPRしたいものを一言で言い表すのです。
つまり「キーメッセー」ですね。