セミナーは、一般的に厳密な定義はありません。
人数やスタイルに関わらず、何かを学ぶ・習得する目的で開かれます。
ジャンルもビジネスマナーや自己啓発、経営者や株主向け、学生・新入社員向け、アート・芸術など様々。
セミナーというとお堅いイメージがあるかもしれませんが、イベントやトークショーのような要素を取り入れて、気軽に参加できるものもあります。
例えばメーカーが新商品のPRやユーザーとのコミュニケーションを兼ねた場合などは、参加費無料で最後にお土産までもらえたりします。
大切なのは「伝える、伝わるコミュニケーション」
セミナーを主催する場合、集客も大切ですが、やはり参加してくれた方を引き付けるスピーチ・トーク力が大切です。
内容が良かったとしても、聞いている人が“つまらない”感じてしまったらアウトだからです。
恐らく企業の場合、「顧客になってほしい」という想いがあると思います。
その第一歩としてセミナーを活用するわけですし、参加してくれた方は少なからず「興味をもっている」ので、見込み客としても確度が高くなります。
スピーチ力を磨くということは「伝える力を磨く」ということ。
人が社会で生きていくためには“伝える力”は必要不可欠です。
誰とも、何も話をせず、社会を生き抜いていくことは難しいからです。
トークは強弱をつけて飽きさせない。そして納得感のある内容にする
伝える力を磨くためには、①論理的思考 ②判断力 ③ユーモア が大切なのではないでしょうか。
論理的思考により言葉に深みと納得感が増します。
判断力が必要なのは、その場の空気を読んで切り替える、参加者からの質問にも上手に答える、といった瞬時に判断して実行する場が何度も訪れるからです。
ユーモアは、人を引き付ける、そしてその人のセンスが一番現れるところかもしれません。お笑い芸人のようになれ、ということではなく、強弱が大事だということです。
まじめに話すべきところでは、まじめに話してきちっと締める。その間にちょこっとした冗談を言って場を和ませる。
人の集中力は意外と短いものです。
強弱をつけて飽きさせない工夫をしましょう。