テレマーケティングとは、電話を使って直接販売すること。
限定したターゲットに対し直接アプローチすることで、商品・サービスの利用に結び付けます。
顔が見えないわけですから、声だけで効果的なコミュニケーションをとる必要があります。
電話帳片手に、かたっぱしに電話をしていては、非効率です。
方法として
①エリアマーケティング(地区をしぼってアプローチ)
②業種別(ターゲットとなる業界に属する企業をピックアップ)
③規模別(上場企業、中小企業、社員人数などで絞り込む)
などが考えられますが、いずれにせよリスト化し、関係者が共有しながら進めましょう。
成功体験が増えれば、それは会社の財産になります。
では、電話をする際のポイントをご紹介します。
堂々と自信をもって話すためには、まず知識を増やすこと
①毅然とした態度。ハキハキしたトーク
対面で営業するときにも同じことが言えますが、電話口でもこれは同じです。
モゴモゴと自信なさげに話ていると、電話口の相手は見破ります。
はきはきと、自信に満ち溢れて、堂々と、しゃべりましょう。
沢山の営業経験やテレアポ経験を積んでいると自然と自信がつき、臆することなくトークができるようになりますが、新人社員だとそうはいきません。
ロールプレイングを含め何度も練習を積んでいきましょう。これも経験です。
また、あたりまえですが、売り込みたい製品やサービスの内容をきちんと理解し、その業界において知識をつけておく必要があります。
毅然とした態度で話せない原因のひとつとして、知識不足があげられると思います。
「お客さんに質問されたらどうしよう」「聞かれたことに答えられなかったらどうしよう・・・」という不安が、声や態度に表れます。
自分が判っていないものを電話で簡潔に伝えることは、まず不可能です。
自信溢れるがトーク力を身につけるためにも、まずは自分の知識を増やしましょう。
②営業ではない、何か得なことがありそうと思ってもらえるトーク
既存顧客や仕入れ先などであれば、最初から嫌がられるとことはないと思います。
しかし、新規の場合はそうもいきません。
営業されるのは嫌だという前提で、担当者につないでもらえないことは多々あります。
これを突破するためにはどうすればいいでしょうか。
あなたが売り込みたい商品やサービスを利用・購入したときの効果を伝えてみましょう。
例えば、
●営業支援ツール(SFA)→効率化における利益率のアップ
●人材派遣→優秀な人材確保による売上拡大
●広告代理店→クロスメディア戦略による費用対効果の高さ
など、相手にとってメリットなることを想像させましょう。
③ブラッシュアップミーティング
やはりトーク力を磨くためには、お互いの課題やナレッジを共有し、改善していくことです。
繰り返しテレマーケティングを行っていると、必ず多くの課題が浮き彫りになってきます。
セールスポイントが相手にささらないのか、ターゲットが間違っているのか、それともトーク自体がダメなのか。
成果がいい人のトークを共有することで、組織全体として何倍も成長するものです。
テレマーケティングは、直に顧客と企業を結ぶ手法です。それは、さらに良い商品を作り出す原動力になります。
電話だけで終わらせず、次の戦略につながるように実施していきましょう。